東京から日帰りで行くことができ、開放感ある稜線からの絶景で人気の大菩薩嶺。
標高2000m級の山ですが登山道が整備されており危険箇所もあまりないため、登山初心者にもおすすめです。
今回は、電車とバスを利用して上日川峠まで行き「上日川峠→福ちゃん荘→雷岩→大菩薩嶺→大菩薩峠→福ちゃん荘→上日川峠 」と周回するコースで歩いてきました。
距離7.2㎞、コースタイム3時間半のコースです。
ここでは大菩薩嶺へのアクセス情報をはじめ、実際に歩いたときの様子(行程、かかった時間、コース内の注意点、おすすめ絶景ポイント等)を写真付きで紹介しています。
大菩薩嶺へ登ってみようと考えている方の参考になれば嬉しいです。
大菩薩嶺について
大菩薩嶺とは?
大菩薩嶺(だいぼさつれい)
- 標高:2057m
- 所在地:山梨県甲州市
「大菩薩嶺(だいぼさつれい)」は、山梨県北東部に位置する標高2057mの山です。
日本百名山の一つで、稜線からは富士山や南アルプスの山並みを一望することができます。
標高2000m級の山ですが、
- 標高約1600mにある登山口まで車やバスでアクセスできる
- 3~4時間で周回できるコースある
- 登山道が整備されており、ゆるやかな稜線歩きが多い
- 道中に山小屋やトイレがたくさんある
ことなどから、登山初心者にもおすすめの山です。
はじめての百名山にもおすすめです!
上日川峠~大菩薩峠周回コースの登山ルートと所要時間
「上日川峠~大菩薩峠周回コース」の登山ルートと所要時間についてです。
初心者にも人気の王道コースです。
上日川峠を起点に、福ちゃん荘(唐松尾根分岐)から大菩薩嶺→大菩薩峠の順で時計回りに周回するコースと、大菩薩峠→大菩薩嶺の順で反時計回りに周回するコースがあります。

| 登山ルート | 所要時間(周回) |
|---|---|
| 上日川峠→福ちゃん荘→雷岩→大菩薩嶺往復→大菩薩峠→福ちゃん荘→上日川峠 (時計回りルート) | 3時間30分 |
| 上日川峠→福ちゃん荘→大菩薩峠→雷岩→大菩薩嶺往復→福ちゃん荘→上日川峠 (反時計回りルート) | 3時間35分 |
上記の地図と所要時間は上日川峠にある案内図をもとに作成してあります。
この周回コースの中で唐松尾根が一番傾斜が急な区間です。
この急登を登りに使うなら時計回りルート、下りに使うなら反時計回りルートになります。
今回は先に大菩薩嶺に行く時計回りルートで歩いてきました。
上日川峠登山口へのアクセス
上日川峠登山口へは、バス、タクシー、車でアクセスできます。
上日川峠に至る道路は冬季(12月中旬~4月中旬ごろまで)通行止めになっています。
冬季に大菩薩嶺に行く場合は、バスの運行状況や道路情報を事前に確認してから行くようお願いします。
電車・バスの場合
上日川峠まで公共交通機関で行く一番おすすめな方法は、「甲斐大和駅」経由で行く方法です。
ただ、甲斐大和駅からのバスは本数が少ないことと時期によっては土日祝のみの運行(冬季は全便運休)のため、塩山駅経由の方法も載せておきます。
また、上日川峠~甲斐大和駅へのバスは最終便の時刻が早めです。
下山が予定より遅くなってしまった場合などに備え、事前に塩山駅経由の方法やタクシーを利用する場合なども調べておくのが安心だと思います。
「甲斐大和駅」経由の場合
JR中央本線「甲斐大和」駅下車、栄和交通バス(※運行日要確認)に乗り換え、終点「上日川峠」バス停で下車(乗車時間約40分)
甲斐大和駅から上日川峠へのバスは、冬季(12月中旬~4月中旬ごろまで)運休です。
また、時期によって土日祝のみの運行のため、事前に運行状況を確認してから行きましょう。
「塩山駅」経由の場合
塩山駅経由の方法としては、タクシーまたはバスを利用する方法があります。
バスを利用する場合の注意点として、塩山駅からのバスは「大菩薩峠登山口」までしか行かないため、大菩薩峠登山口から上日川峠まで歩く必要があります。
- タクシー利用の場合:
- JR中央本線「塩山」駅下車、「上日川峠」までタクシーで約40分(料金目安 約6,400円)
>>甲州タクシー株式会社HP(外部サイト)
- JR中央本線「塩山」駅下車、「上日川峠」までタクシーで約40分(料金目安 約6,400円)
- バス利用の場合:
- JR中央本線「塩山」駅下車、山梨交通バスに乗り換え「大菩薩峠登山口」バス停で下車(乗車時間約30分)、「大菩薩峠登山口」バス停から「上日川峠」まで徒歩約2時間
>>時刻表・運賃表|山梨交通HP(外部サイト)
- JR中央本線「塩山」駅下車、山梨交通バスに乗り換え「大菩薩峠登山口」バス停で下車(乗車時間約30分)、「大菩薩峠登山口」バス停から「上日川峠」まで徒歩約2時間
タクシーの場合
- 塩山駅~裂石登山口まで(約8.3km):タクシーで約20分(料金目安 約3,400円)
- 塩山駅~上日川峠入口(約16km):タクシーで約40分(料金目安 約6,400円)
- 甲斐大和駅~上日川峠入口(約21km):タクシーで約45分(料金目安 約8,900円)
車の場合
中央自動車道「勝沼IC」より上日川峠まで車で約40分(県道201号線もしくは県道218号線を経由)
- 駐車場:
- 上日川峠駐車場:無料、第1~3駐車場合わせて約100台前後
- 大菩薩湖北岸駐車場(第4駐車場):無料、約300台、上日川峠まで徒歩10分
>>大菩薩登山の駐車場について|甲州市観光協会(外部サイト)
特に冬季は道路情報を事前に調べてから行くようにしましょう。
【大菩薩嶺】山行の基本情報
コース概要
今回は、電車とバスを利用して上日川峠まで行き、そこから「上日川峠→福ちゃん荘→雷岩→大菩薩嶺→雷岩→大菩薩峠→上日川峠 」のコースで歩いてきました。
- 日程:日帰り
- 山名:大菩薩嶺
- エリア:奥秩父
- コース:上日川峠→福ちゃん荘→雷岩→大菩薩嶺→雷岩→大菩薩峠→福ちゃん荘→上日川峠
- 登山口:上日川峠からスタート
- アクセス:電車、バス
(行き)JR中央本線「甲斐大和」駅で下車、栄和交通バスに乗り換え「甲斐大和駅」→「上日川峠(大菩薩)」で下車
(帰り)栄和交通バス「上日川峠(大菩薩)」→「甲斐大和駅」で下車、JR中央本線「甲斐大和」駅より帰路へ - 距離:7.2㎞
- 標高:最高点 2057m/最低点 1586m
- 累積標高:上り 580m/下り 580m


また、今回歩いたコース内のトイレ、水場等についてです。
行程・時間
今回の大まかな行程とコースを歩くのにかかった時間についてです。
- 7:40 JR甲斐大和駅到着
- 8:10 バス(甲斐大和駅→上日川峠)【乗車時間約50分】
- 9:05 上日川峠出発
- 9:25 福ちゃん荘
- 10:40 雷岩
- 10:50 大菩薩嶺山頂
- 11:00 雷岩
休憩、ごはん - 11:20 雷岩出発
- 11:50 賽の河原
- 12:10 大菩薩峠(介山荘)
休憩 - 12:20 大菩薩峠(介山荘)出発
- 12:50 福ちゃん荘
- 13:10 上日川峠到着
- 14:00 バス(上日川峠→甲斐大和駅)【乗車時間約45分】
- 14:45 JR甲斐大和駅到着
各区間の実際にかかった時間をまとめると以下のようになります。
休憩等も含め周回にトータルでかかった時間は4時間5分でした。
登山日・天気・気温
登った時期、天気、気温は以下のようになっています。
- 登山日:2025年11月中旬
- 天気:晴れ
- 気温:11℃~19℃
温度計も持っていきましたが、歩き始め、山頂、下山時の気温は以下のようになっていました。
| 場所 | 温度計の値 |
|---|---|
| 歩き始め(上日川峠) | 12℃ |
| 山頂(大菩薩嶺) | 12℃ |
| 下山時(上日川峠) | 17℃ |
服装等
行動時・休憩時
- ベースレイヤー:モンベル・ジオライン長袖
- ミドルレイヤー:ミレー・ワッフルウール
- アウターレイヤー:ミレー・ブリーズバリヤートイ
- ボトムス:長ズボン
- その他:手ぬぐい、帽子、トレッキンググローブ、サングラス
(休憩・停滞時用にハードシェルも持っていきましたが、今回は使わなかったです。)
稜線歩きでは日差しと風が強かったので、日差し対策(帽子、サングラス等)と防寒対策グッズはあった方が良いと思います。
【大菩薩嶺】おすすめ絶景ポイント
今回歩いたコースのおすすめ絶景ポイントを紹介します。
雷岩
雷岩からは、富士山や南アルプスの山並みを一望することができます。



雷岩~大菩薩峠
雷岩と大菩薩峠の間の稜線歩きでは、開けた景色を眺めることができます。


富士山や南アルプスの山々の絶景を眺めながら歩くことができます。
【大菩薩嶺】山行の様子(写真あり)
今回の山行ではJR甲斐大和駅からバスを利用して上日川峠まで行きました。
甲斐大和駅~上日川峠間のバスは冬季(12月中旬~4月中旬ごろまで)運休です。
バスを利用される方は、運行状況等を事前に確認した上で登山計画を立てるようお願いします。
>>栄和交通バスHP(外部サイト)
また、上日川峠登山口へのアクセス方法については別の項目に詳しくまとめているのでこちらをご覧ください。
>>「上日川峠登山口へのアクセス」をみる
「JR甲斐大和駅」に到着しました(7:40)。

ここからはバス(栄和交通バス)に乗り換えます。
JR甲斐大和駅を出て右手にバス停があります。



バスの発車予定時刻30分前でしたが、すでに10名ほど待ってる方がいらっしゃいました。
また、トイレは「JR甲斐大和駅」改札内にある他、「甲斐大和駅」バス停にもあります。

時間になったのでバスに乗車し出発します(8:10)。

バスの支払いは現金のみです。
降りるときに運転手さんに直接手渡しします。
あらかじめお釣りが出ないように準備しておくとスムーズです。
バスに乗って約50分、「上日川峠」バス停(標高約1600m)に到着しました(9:00)。

「上日川峠」バス停降りてすぐのところには、ロッヂ長兵衛があります。

ロッヂ長兵衛では宿泊の他、食事もできます。
また、上日川峠にはトイレもあります。

支度を整えて、ロッヂ長兵衛の脇にある道から歩き始めます(9:05)。


さぁ、登山開始です!
まずは、福ちゃん荘を目指して歩いていきます。

上日川峠~福ちゃん荘は歩きやすい道でウォーミングアップにいい感じです。
上日川峠から20分ほどで福ちゃん荘に到着しました(9:25)。

福ちゃん荘では宿泊の他、食事もできます。
すぐそばにはトイレもあります。

ここは大菩薩嶺と大菩薩峠の分岐(唐松尾根分岐)になっていて、大菩薩嶺に先に行くルート(時計回り)なら左へ、大菩薩峠に先に行くルート(反時計回り)なら右へ行きます。
>>「上日川峠~大菩薩峠周回コースの登山ルートと所要時間」をみる

今回は、時計回りに周回するので左の「雷岩・大菩薩嶺(唐松尾根)」方向へ進みます(9:25)。

最初は歩きやすい道が続きます。



徐々に傾斜がきつくなり、ゴロゴロした岩もでてきました。


岩の道を登っていきます。
雷岩手前が今回のコースで一番傾斜がきつい箇所です。
ただ、後ろを振り返ると・・

絶景が広がっています。
急登を登り続けること約30分、雷岩に到着しました(10:40)。

福ちゃん荘~雷岩まで1時間15分でした。
大菩薩嶺の山頂はここからもう少し先にいった場所にあります。

標識の文字が見えにくいですが、左が「大菩薩嶺」右が「大菩薩峠」です。
大菩薩嶺の方に進んでいきます。

雷岩から大菩薩嶺山頂まではアップダウンもほとんどなく、歩きやすい道です。
大菩薩嶺の山頂(標高2057m)に到着しました(10:50)。

雷岩~大菩薩嶺山頂まで約10分でした。
山頂は周りが樹々に囲まれていて展望はあまりありません。

来た道を折り返し、雷岩まで戻ります。
大菩薩嶺山頂~雷岩までも約10分でした。
雷岩に登ってみます。

雷岩の上からは絶景が拝めます。


また、雷岩の周辺はスペースが少しあるのでここでお昼ごはんにします。
他にもここでお昼ご飯を食べている方が何人かいました。
お昼を食べて、登山再開です(11:20)。
大菩薩峠の方に歩いていきます。


開けた尾根道を進んでいきます。
雷岩から大菩薩峠までは基本なだらかな下りで歩きやすい道ですが、途中、下の写真のような岩場もあるので滑らないよう注意が必要です。

賽ノ河原に到着しました(11:50)。


賽ノ河原を通りすぎ、岩のゴロゴロした道を登ると親不知ノ頭に到着します。


文字が薄くなってますが、左が「大菩薩峠」右が「大菩薩嶺」です。
「大菩薩峠」と書かれた方向に進んでいきます。

少しすると、また岩がゴロゴロした箇所があるので下っていきます。

道の向こうに介山荘が見えます。

介山荘では宿泊の他、食事もできます。
大菩薩峠(標高1897m)に到着しました(12:10)。

この周りでお昼を食べたり休憩している人がたくさんいました。
また、大菩薩峠にはトイレもあります。



左側にトイレがあり、右側は休憩舎になっています。
少し休憩して、福ちゃん荘へ戻るよう出発します(12:20)。
トイレと介山荘の間の道を抜けて、福ちゃん荘へ続く道に出ます。


私はこの標識が見つけられず、石丸峠に続く道を少し進んで間違いに気づきました。

大菩薩峠から福ちゃん荘まではゆるやかな下りの道が続きます。

歩きやすい道です。



分岐には標識があるので安心して進めます。
福ちゃん荘に戻ってきました(12:50)。

大菩薩峠~福ちゃん荘までは30分でした。
ここからは行きに通った道を歩いて上日川峠へ戻ります。

上日川峠へ戻ってきました(13:10)。

福ちゃん荘~上日川峠までは20分でした。
【大菩薩嶺】山行後の感想
今回は大菩薩嶺を上日川峠を起点に大菩薩嶺→大菩薩峠と周回するコースで歩いてきました。
唐松尾根など傾斜が急な箇所もありますが、全体的にはゆるやかな道で歩きやすく景色もきれいで楽しい山行でした。
特に雷岩からの景色と大菩薩峠に向かう稜線での開放的な景色に感動です。
唐松尾根の登り、雷岩、大菩薩峠に続く稜線と、どこからでも富士山をはじめとした美しい山々を眺めることができ、「いい景色」と思い写真を撮って少し進んで振り返ってはまた写真を撮る・・というのを繰り返していました。
今回歩いたコースは登山道が整備されていて標識もあり、途中に山小屋やトイレもあるので、登山を始めたばかりの人も安心して登れるんじゃないかと思いました。
また季節やルートを変えて登ってみたいです!
参考資料
参考資料